高耐熱性VICTREX® PEEK™が、飲料ボトリングマシンのステンレス製バルブと スクリューキャップ装着機構のハウジングを代替

「これまで、ボトリングマシンに使用されてきたステンレス材料は、バルブとバルブ相手材との摩擦に よる過度の摩耗が生じていました。私たちは、VICTREX PEEK製部品で金属を代替することで重量低減を図り、 システムの耐用年数を向上させることもできました。」と、Solidur社のインダストリアル・ディレクターで あるマリヴァルド・ミュニッツは話している。「VICTREX PEEKの低線膨張係数と寸法安定性は、一般的な樹脂 材料が解決できなかった問題を解決します。PE-UHMW（超高分子量ポリエチレン）、POM（アセタール）や PTFE（ポリテトラフルオロエチレン）製の部品は、ジュース殺菌工程で求められる95°Cの連続作動温度に よって熱膨張し、相手材の内部で動かなくなったり寸法変化を起こしてしまい、製造ラインが止まってしまい ました。」

さらにSolidur社では、VICTREX PEEK製ハウジングへの切り換えによって、金属と金属および金属と ガラスとの摩擦で生じる裁断機のノイズを低減させることができた。また、ステンレスの寸法公差が 非常に厳密なため、寸法安定性も重要な要件であった。VICTREX PEEKは、コンポーネントに求められていた 高い機械的強度、耐薬品性や耐摩耗性を提供する。

卓越した高耐熱性および寸法安定性に加え、VICTREX PEEKは毒性が無くFDAによる食品接触規定に 準拠している。「VICTREX PEEKを用いることで、機器の耐用年数を向上し、生産休止時間を減少させることで、 生産効率を向上させることができました。」と、ビクトレックス社南米の市場開発部マネージャーである リカルド・エルクは話している。

Solidur Plasticos Industriais社について：

ブラジル・サンパウロのSolidur Plasticos Industriais社は、ブラジル市場において19年間以上の歴史、 精密加工や先端技術に関するプロジェクト開発の設備能力を持ち、同社の専門性は高く評価されている。

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